以前、お金の計算を練習中のトミーが、一人でハッシュドポテトを買いに行きたいと言い出し、チャレンジしたものの、買ってこられなかった話を書きました。
今回は、そのリベンジです!
今日こそはハッシュドポテトを買ってこよう!
今回も、家でひと通りお買い物の流れをおさらいして、お財布を持って出発です。
母はまた、そわそわしながら家で待ちます。
そして、帰ってきたトミー。
顔が輝いている!
これは買えたか!?買えたのか!?
ところが、カバンから出てきたのは「みたらし団子」
おーい、ハッシュドポテトはどこへ行ったんだ?
どうやら、お店に入って一番先に目に入ったみたらし団子に、すっかり心を奪われてしまったようです。ハッシュドポテトのことなど、これっぽっちも覚えていません。
でも、トミーはとても誇らしげに、買ってきたみたらし団子を見せてくれました。
「これ、卵入ってない。食べられるやつ」
そうなんです。卵アレルギーのあるトミーにとって、食べられるものを自分で選ぶことも大切。
ハッシュドポテトではなかったけれど、自分で食べられるものを選んで買ってきたんです。
いいんですよ、ハッシュドポテトだろうが、みたらし団子だろうが。
自分一人でお買い物ができた。それが大事。
しかも、おつりとレシートは、ちゃんとお財布に入っていました。
いくら払って、いくらおつりをもらったのかも、しっかり報告してくれました。
おお、すごいじゃないか!
でも、でもですよ。母にはひとつ気になることがありました。
トミーは、自分の持っているお金で、みたらし団子が買えるかどうかを全く考えていません。
今回は、たまたま所持金で買えたからよかったものの、もしお金が足りなかったら?
駄菓子屋さんなら、持っているお金に合わせて買えるものを選んでもらえることもあります。でも、コンビニではなかなかそうはいきません。
かといって、お金を多めに持たせたら、持っている分を全部使ってしまうし……。
うーん。
お金の計算ができることと、実際のお買い物でお金を使えることは、また別なんですよね。
200円持っていて、150円のものなら買えるけど、220円のものは買えない。
そんなことを、どうやって教えたらいいんでしょうか?
やっぱり、お買い物ごっこ的な練習が必要だな。
なんて思っていたら、ちょうど学校でも取り組んでくれているんです。
トミーの通う学校では、支援学級にいる児童のうち、希望者が週1回、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の要素を取り入れたイベントに参加できます。
学校生活や社会生活に必要なスキルを、実際に体験しながら身につけていく活動です。
そのイベントの中に、お買い物ごっこも入っているんです。
なんとタイムリー!
こうした取り組みをしてもらえる環境は、本当にありがたいです。
まだまだ課題はたくさんありますが、実際に経験しながら、少しずつできることを増やしていけたらいいなと思います。
トミーも、練習に行くたびに欲しいものが買えるのでご機嫌です。
……まあ、本人にとっては、練習というよりお楽しみなのかもしれませんけど。
目指せ、一人でお買い物マスター!


