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自転車に乗れるようになったけど。乗ってほしくない。

回顧録のアイキャッチ画像 トミー回顧録

少し前の出来事です。

警察から電話がかかってきました。

「トミーさんのご家族ですか?」

この一言で、背筋が凍りました。

「トミーさんが自転車で事故にあって、今、救急車に乗るところです」

!!!!

現場はすぐ近所だったので、とりあえず緊急バッグをつかんで猛ダッシュしました。

救急車が止まっていて、その手前に警察官が二人。

何か話しかけられた気がしますが、もうそれどころではありません。

そのまま救急車へダッシュ。

すると後ろから、

「意識もあって、落ち着いてますから!」

と声が。

それ、とりあえず電話で先に言ってほしかったです。

救急車の中で横たわるトミーを見ると、あちこち擦り傷はあるものの、大きな怪我はなさそうでした。

無事を確認した途端、今度は私の足がガクガク。

両足つってしまいました。

こんな猛ダッシュ、中学生以来です。

「心臓が止まるかと思った」とよく言いますが、あれ、違いますね。

心臓が飛び出るかと思いました。

ものすごい動悸。

耳まで動悸。

盛大に転んだらしい

トミーが自転車で走っている途中、何があったのかは本人にもよく分からないようです。

突然こけた。

しかも、かなり派手に吹っ飛んだらしい。

通りかかった方が心配して救急車を呼んでくださったそうです。

ありがたいことです。

トミーはというと、放心状態。

泣くでもなく、しゃべるでもなく、ただフリーズしていたようで、それもあって周りの方は余計に心配してくださったのでしょう。

そのまま病院へ搬送され、傷の処置をしてもらって帰宅しました。

大事に至らなかったことにホッとしました。

でも・・・

「これ、また自転車に乗せていいのかな」

トミーは、自転車には乗れる

トミーは、自転車に乗る技術そのものは、結構あります。

幼稚園の年長さんくらいだったでしょうか。

30分程度の練習を3回くらいしたら、いつの間にか勝手に乗れるようになりました。

お姉ちゃんたちのときは、補助輪を外してからが長かった。

自転車の後ろを持って、親が中腰でひたすら走る。

あれは地味にきつかったです。

ところがトミーは、むしろ補助輪がついているとペダルが重くて進みにくい。

補助輪なしで、足をつきながら家の周りを1周。2周・・・

そして、何周目だったか。戻ってきたときには上手に乗っていました。

えええええっ

ほとんど倒れることもなく、すごくスムーズに乗れるようになったのです。

運動神経・・・?ではないな。

いったい、自転車に乗るって何の能力なんでしょうね。

謎です。

トミーは赤信号では止まるし、交差点では左右を確認します。

だから余計に、難しい。

「乗れる」と「安全に走れる」は違う

私が心配しているのは、自転車を操作できるかどうかではありません。

危険な状況を、その場で判断できるかどうか。

例えば、

狭い歩道は猛スピードでこがない。

雨上がりのマンホールは滑る。

段差はなるべく乗り越えない。

路上駐車の車のすぐ横は通らない。

車の陰から人や自転車が出てくるかもしれない。

公園の横を通るときは、遊びたい気持ちに引っ張られて前を見なくなる。

そういう「ちょっと先を予測する」ことが、まだ難しい。

実際、私が前を走っているときも、後ろから何度も追突されています。

公園の横なんて、もう公園しか見ていません。

自転車には乗れる。

でも、安全に走るために必要な判断力が、まだ追いついていない。

そこが悩みです。

自転車に乗れなければ、こんなに悩まないのに

小学生になると、お友達との移動は自転車が増えてきます。

公園をはしごしたり、誰かの家に行ったり。

みんなで自転車に乗って移動します。

だから、トミーも自転車で遊びに行くようになりました。

もちろん心配です。

でも自転車に乗らないと、お友達の輪に入ることもできません。

そもそも自転車に乗れなければ、こういう悩みはありません。

ちょっとばかり、できてしまうんです。

交通ルールもある程度守れる。

だから、「危ないから乗らないで」と簡単には言えない。

乗せなければ安全かもしれない。

でも同時に、友達と遊ぶ機会も奪ってしまいます。

ただでさえ、できないことがいろいろある中で、できることまで親が奪ってしまうのは、なんだかしのびないのです。

自転車にのれるのは、もちろん嬉しい。

でもそれで、親の目が届かなくなる怖さ。

私が見ていないとき、いったいどんな運転してるのか。

解析機能つきの自転車ありませんかね。

「本日の危険運転3回。」みたいな。

「心配しすぎなのかな」とも思う

世の中の自転車キッズ。見ていると、結構危なっかしい子もたくさんいます。

急に曲がったり、よそ見したり、友達と並んで走ったり。

高学年になれば、できるようになってくるのでしょうけれど。

トミーが小学5年生だとおもわなければ、同じくらい危なっかしい運転をしている子どもは、たくさんいるってことです。

それでもみんな一人で乗ってるわけですから。

私が心配しすぎなのか。

それにしても・・・

なんでこんなにこけるんですか?

実は、今回が初めてではない

今回が初めての転倒だったわけではありません。

というか、しょっちゅうです(笑)。

警察から電話がきたのは初めてでしたが。

これまでも、現場近くのお母さんから知り合いづてに連絡がきたり、学校に連絡が入って先生から電話がきたり。

いずれにしても、横たわるトミー、囲むお母さん方&先生、という場面に登場しないといけないこの辛さ。

何度経験したことか。

しかも体が大きくてスピードもあってこけるから、衝撃が大きいんです。

いろんな意味で。

傷も結構ひどい。

今のところは自損ばかりですが、もし誰かを傷つけたらと思うと、やっぱり悩みます。

乗せていいのか?

自動ブレーキ機能付きの自転車って、ありませんかね。

そして、ヘルメット問題

もうひとつ、私を悩ませているのがヘルメットです。

かぶってくれません。

これだけこけるんだから、絶対必要です。

でも、トミーにとっては、かぶっても嬉しいことが何もない。

留め具も自分でつけ外しできないので、かぶったら最後、そのまま。

自転車を降りてもヘルメット。

鬼ごっこをしててもヘルメット。

サッカーをしててもヘルメット。

駄菓子屋さんに入ってもヘルメット。

そりゃ嫌でしょうね。

「ヘルメットをかぶらないなら自転車には乗れない」

と宣言したことがあります。

でも、かぶらない。

ヘルメットかぶるくらいなら、歩いて行く。

そして、みんなとはぐれ、一人で泣いて帰ってくる。

そういう姿を見ると、母は負けてしまうんです。

オートロック式のヘルメットありませんかね。

自転車降りたらパカッと外れてくれるような。

安全には変えられない。

でも、安全だけを優先すると、今度は本人ができることや、友達との時間を奪ってしまう。

やっぱり母は悩みます。

キックスケーターは、さらに心配

ちなみにトミー、キックスケーターにも乗ります。

でも私は自転車より危ないと思っています。

タイヤが小さいので、路面の影響を受けやすい。

ちょっとした段差や凹凸でもこける。

ブレーキがついていても、とっさのときに使えず、飛び降りてしまう。

しかも、意外とスピードが出ます。

特に坂道は怖い。

なので、なるべく自転車に乗るようお願いしています。

いつか赤いスポーツカーに

そんなトミーですが、車が大好きです。

将来は赤いスポーツカーを乗り回すんだと、心に決めています。

夢は大きくていい。

ただ、その前にですね。

運転免許を取らないといけません。

ある程度、漢字も読めないといけない。

交通ルールや標識や・・・

そして何より、スポーツカーを買うお金も必要です。

なかなか、、、道は遠いな。

まずは自転車、安全に乗ってください。

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