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発達特性と習い事

ダイアリーのタイトル ダイアリー

昨日はトミーの合気道の昇級審査会でした。

合気道を習い始めて、もうすぐ半年が経ちます。

普段道場の中まで入らないので、どの程度できるようになったのか全く分かりません。

まだ道着の紐も帯も自分で結べなくて、先生に着せてもらっています。

果たして審査が成り立つのかどうか……

トミーに武道を習わせようと思ったのは、最近、療育の現場で空手やボクシングを取り入れるところが増えていると知ったのがきっかけでした。

最初は空手の見学に行ったのですが、トミーが怖がってしまい断念。自分は手が出てしまうのに、喧嘩や戦いがとても怖いんです。

ところが、同じ道場でやっていた合気道のほうに興味を示したため、思い切って合気道を習うことに決めました。

一般的に、療育として空手やボクシングなどの武道や格闘技を取り入れることには、以下のようなメリットがあると言われています。

  • 体幹やバランス感覚の向上:全身を連動させる動きが多く、身体のコントロール力が養われます。
  • 感情のコントロール:エネルギーを発散させることで、イライラや衝動性を抑える効果が期待できます。
  • 集中力の育成:一瞬の動きや相手の動きに集中するため、注意力を保つ練習になります。

一方で、デメリットとして「攻撃性の助長」や「ケガのリスク」が懸念されています。

私もこの「攻撃性の助長」が心配で、なかなか武道や格闘技を習わせることに踏み切れませんでした。トミーはもともと、手が出てしまうところがあります。それなのに、武道や格闘技なんて習ったら、それこそ手に負えなくなるのでは……と。

攻撃性を助長するかどうかの研究はいろいろされており、「暴力性の増加」を指摘する報告やデータが存在します。しかし反対に、「武道や格闘技のトレーニングは、青少年の攻撃性を有意に低下させ、自己規律を高める」という報告もあり、結局のところはよくわかりません。いずれにせよ、療育として行う場合は、ルールにのっとり、勝ちにこだわらないということを徹底させるらしいです。

療育として武道や格闘技を取り入れることのメリットについても、様々な研究結果が報告されています。「武道を習わせたグループで集中力や感情のコントロールが改善した」という研究結果もあれば、「集中力は改善するようだが、感情のコントロールについてはよくわからない」という研究などもあり、科学的な評価をどう捉えるかは非常に難しいところです。

私の個人的な印象としては、「集中力を鍛える練習にはなりそうだけど、本当の効果はよく分からない」というのが正直なところかもしれません。

しかし、研究結果がどうであれ、実際に始めてみて「決まった型を繰り返す動き」は息子の特性にすごく合っていると感じています。

チームスポーツ(団体競技)はどうしても周りとの連携や、臨機応変な対応が求められるため、トミーにはだいぶハードルが高いんです。その点、合気道は自分の身体の動きや型に集中できます。同じ動作を繰り返して覚えていく練習が、トミーの特性にとても合っていたようです。

また、「見通しが立つ」という稽古の流れも、安心できる要素みたいです。

道場への挨拶から始まり、「最初にこれ」「次はこれ」「その次はこれ」「最後にまた挨拶をして終わり」と、全体のスケジュールが毎回きっちり決まっているため、戸惑うことなく参加できています。

礼儀作法を重視してくれるところも、親としてはとてもありがたいポイントです。

そして審査会で、私の不安や研究結果なんて吹き飛ぶくらいの、本当に信じられない姿を見せてくれました。

審査会は最初から最後まですべて終わるのに、なんと2時間半。その間、全員の審査が終わるまで、ずっと畳の上に座って待つことができたのです。

もちろん、途中で体がぐねぐねしたり、丸まったりはしていました。でも、大きな声をあげて騒ぎ出したり、どこかへ行ってしまったりすることは一度もありませんでした。これだけでも大拍手ものです。

さらに、自分の名前を呼ばれたとき、しっかり返事をしたことも驚きです。

トミーは一番下の級なので、型も簡単なものですし、普通の受け身や、膝をついて歩く動き(膝行)など、本当に基礎の基礎です。

でも、トミーにとってはそれが、ものすごく難しい。

それなのに、他のみんな(未就学児さんでしたが)と同じように審査を受けることができました。動きも一つも間違えずに最後までやりきったのです。

もしかしたら、ただ単に成長とともにできるようになっただけのことかもしれません。

でも、そんな理由はどちらでもいいのです。

大切なのは、今までできなかったことが、合気道の時だけはできるようになったという事実。それが全てです。

そして何より、トミーは週1回の稽古日を本当に楽しみにしています。本人が楽しんで通えていることが一番。

これからもトミーのペースで一歩ずつ、合気道を楽しんでいってくれたらいいなと思っています。

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